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レッドレザージャケットは時に自分へのチャレンジ。

赤ジャン…….

レッドレザーライダース……..

レッドレザージャケットは時に自分へのチャレンジ。

「俺は着こなすことができるか?浮いてないか?目立ち過ぎか? 似合ってるか?」レザーに限らず赤い服を纏うとき、そういったことを思ったことがある人も多いはず。

レッドレザーがカッコイイと思った瞬間は恐らく20年ぐらい前だろうか・・・・

後に「EMPTY GARAGE 初代店長」となった友人が、ハーレーに乗りながら「Vanson Leathers TJV 」を着こなしていた。 レッドレザーが馴染んで、オイル汚れなども少しづつ付着しながら良い味を醸しだし、「派手な赤」から落ち着いた雰囲気になり、ブラックとのコントラストが素晴らしくカッコ良かった。ブラックレザー全盛期に、遙か遠くから走ってきても、すぐに分かる印象力の強さ、走り去っていくときも、赤の強さを感じるワンシーンだった。

1997年頃のワンシーン

Vanson Leathers TJV "LOGO TEAM JACKET"
Vanson Leathers TJV “LOGO TEAM JACKET”

EMPTY GARAGE の店舗は2004年に立ち上がりましたが、その前進は1998年にアメリカで Vanson Leathers をカスタムオーダーして日本へ送っていたところまでさかのぼります。TJVシリーズは、40色の中からカスタムオーダーでき、ある程度の数量を10年近く販売した記憶があります。私は「NAVY x BLACK」を愛用していた。
そんな経緯もあり、レッドレザーというのはEMPTY GARAGE にとって、必ずチャレンジしないといけない領域なのです。
過去にも……..多くの Vanson Special Order として「レッドレザーライダース」を提案してきましたので過去の写真を振り返ります。

着丈やスタイリングに使用しているアイテムが当時のものであり着用バランスが今とは異なりますね。

2008AW Collection
EMPTY GARAGE x Vanson 2008AW Collection
2008AW Collection
EMPTY GARAGE x Vanson 2008AW Collection
2010AW Collection
EMPTY GARAGE x Vanson 2010AW Collection (Wesco16インチ丈BOSS)
2011AW Collection
EMPTY GARAGE x Vanson 2011AW Collection Type B SlimFit

そして、2016AWシーズンの終わり頃、Finderskeepers ディレクター秋谷氏に、レッドホースハイドが欲しいですね・・・と言ったところ、

秋谷氏:「実は 2017秋冬はレッドホースハイドをやりますよ」

!!!そこで EMPTY GARAGE は2017AWに別注を組むことにしました。


別注のポイント。2016aw で高い支持を得た 「Finderskeepers UK ライダース」において、背中の形状的に、大きなサイズほど後ろ着丈を少し長く感じられる方が多いようでした。ですから、着丈をほんの少しだけ調整しています。2016シーズンのものと比較して、袖丈、身幅なども微妙な調整が入っているように感じるサイズもあります。着丈がやや長めで大きめが主流の現代ファションシーンを意識しながらも、末永く着用しやすいパターンにスペシャルオーダーしております。


今年の4月末に開催したレザー受注会では、「身幅XL、着丈袖丈はM相当、肘下をやや広め」というカスタムオーダーを発注されたお客様もいらしゃいます。しかも、それはなんと60歳還暦祝いのプレゼント品。
昨日、納品いたしましたが、着用する前は少し緊張気味でしたが、試着されてミラー越しの自身の姿を見られて

「これはちゃんと着用できるね!」

っと笑顔で興奮された様子でした。私から見ても、10歳ぐらい若く見えるほど「レッドレザーの情熱感」がスタイリング全体に良い影響を与えていたのが分かりました。 私も試着したので、理解できますが、本当に普通に着用できるレッドレザーライダースでした。
ビビることもなく、恥ずかしい・・・と思う気持ちは全くありません。むしろチャレンジしたい!っと思わせてくれます。
素直に「赤の強さ、ファッションが人の心理に与える影響の強さ」を感じます。


レッドライダースを世界一オシャレに着用される70代の女性と言えばこの方。ブラックやブラックストールと相性が最高です。(日本、世界トップクラスのファッションビジネス/デザイナーWoman)
着こなしの参考にぜひ!(タッチ)


革質について・・・・・

EMPTY GARAGE別注 FindersKeepers FK-W.RIDERS JACKET U.K. RED HORSEHIDE (11/4入荷)
赤は赤でもいろんな色が存在するが、メンズが着用するライダースジャケットとして相応しい赤を忠実に再現したヴィンテージ調のレッド。使用されるホースハイドは「革のダイヤモンド」とも言われるコードバンレザーのタンナーとして世界的に有名な 「新喜皮革」と、ディレクター秋谷氏が度重なるサンプル制作を行い 完成させた 限定の RED ホースハイド。

展示会サンプル商品のレザーは、サンプルのため革のシボ感など多少クセのある表面だったのですが、本番の製品は、スムースさを感じる、クオリティーの高い質感となっています。この色を出すには当然ながら顔料を使用するのですが、べたっとした安っぽさもなく、本革を感じさせる風合いも十分残っています。
そして何よりも、ホースハイドならではの「軽さ」が魅力です。EMPTY GARAGE では、ライダースジャケットには「ホースハイド」をおすすめしていますが、それはやはり牛革と着比べしたときの軽さがあるからです。
私も、購入したいこのレッドレザージャケット。最後にレッドレザーを購入したのはいつかな?恐らく2008年頃の Back Bone レッドホースハイドのシングル風ダブルライダースジャケットだったと記憶しています。当時の主流なシルエットは、あまりにタイト過ぎてワンシーズンで友人に譲りましたが・・・・
タイト過ぎたり硬いライダースは、結局着用する機会が減ります。経験済みですよね?


 

なぜ、歴史あるブランドではなく創業6周年のブランドと組むのか?

Finderskeepers ディレクター秋谷氏と、EMPTY GARAGE はもう10年ほどのお付き合いなのですが、秋谷氏は本当に多くのライダースジャケットを購入し着こなしてきた強者です。
スタイリスト、ブランドディレクターとして活躍しながら、クロームハーツ、Vanson x コムデギャルソン、Schott、 ルイスレザー、ヨーロッパのスーパーブランド、ビンテージ、そしてオリジナル・・・・一体何着着用してきたのだろうか?っと思ってしまうほど。
もちろん、EMPTY GARAGE スタッフも全員ガレージというショップ名から分かる通り、もともとは全員がモーターサイクルを乗り継いできた人間です。経理の女性スタッフさんまでもハーレー経験者でした。ですから色々なレザーマテリアル、パターン、ブランドを着用してきた経験があります。
確かに歴史のあるレザーライダースジャケットブランドというのは素晴らしいです。実際に、我々もVanson Leathers, Aero Leather, Shott などを取扱しカスタム受注にも対応してきた過去があります。
ではなぜ、止めてしまったのか????答えは

より良いものを販売したいと思ったからです。

歴史あるブランドは、特にシルエット/パターンを変えることがほとんどありません。着丈が短すぎたり、腕周りが太すぎたり、革質もそれほどアップデートしません。そして、カスタムオーダーへの対応が十分ではない、納期もいい加減。
ライダースジャケットほど、身幅と着丈、袖丈がマッチしていないと着こなせないカジュアルジャケットはないのではないでしょうか? それはスーツのようなテーラーメードに近いものを感じます。
ファッションなので、そのシーズンさえ着用できれば合格なのですが、購入者の方々は20万円近い金額を投資して、着用されるのですから、長く愛用したいと考えるのも当然です。
日本には、最高峰のホースハイドを作っている皮革会社があるお陰で、クオリティーの高いホースハイドを入手できるレアな国。職人も減少しているが腕の確かな職人が存在する。そして、一般的な日本人体型を意識したパターンで作り出すことができる。納期にもシビア。リペアの対応も安心。
販売店にとっても安心して商品を販売できますし、もはや日本は「歴史あるオリジナルブランドに勝とも劣らない」ライダースジャケットを作り出すことができる環境になっていると思うのです。それは、バイクレースなどで命を守る革つなぎの製作をしてきた経験、多くの有名ブランドの縁の下の力持ち的な存在としてファッションアイテムの縫製を支えてきた工場のお陰です。
ライダースジャケットの「パターン」というのは、一着50万円以上するヨーロッパやアメリカの最高級ブランドものから、ファーストファッション系の数千円のライダースジャケットまで、世界中のブランドが共有しながら使用しています。

それは「パクリではなく、ファッショントレンドです」

意外にも歴史あるブランドは、すでに社長クラスや製品ディレクターが創業者ではない場合もあるため、情熱が創業者ほどはなく、自社製品をとことん着用していないこともあります。彼らと比較して、Finderskeepers 秋谷氏をはじめ、日本のライダースフリークは、たくさんの商品に触れ、試着し、厳選して購入し、着用を重ねる。そしてそのフィードバックを自社製品に還元してきた。つまり、長所も短所も知っている。世の中のライダース製品についてはかなり理解していると言っても過言ではない。だからこそ、それらを超えるジャケットを作りたいと思うのは当然。

我々も同じような考えです。ハイクオリティなホースハイドが使用されていて、パターンも現代的な Finderskeepers のライダースを着用したいし販売して、お客様にファッションを楽しんで頂きたいのです。
レザーアイテムには「一生もの」という言葉もつきものですが、あえて「今着て欲しい」のが EMPTY GARAGE 別注シリーズなのです。当然、ベーシックさもありますので、末永くお付き合い頂けるアイテムだと自負しています。

 EMPTY GARAGE別注 FindersKeepers FK-W.RIDERS JACKET U.K. RED HORSEHIDE (11/4入荷)
EMPTY GARAGE別注 FindersKeepers FK-W.RIDERS JACKET U.K. RED HORSEHIDE (11/4入荷)

 



EMPTY GARAGE別注 FindersKeepers FK-RIDERS NYC JACKET Black HORSEHIDE (10/9 入荷)
EMPTY GARAGE別注 FindersKeepers FK-RIDERS NYC JACKET Black HORSEHIDE (10/9 入荷)

今月末には、EMPTY GARAGE が提案する「NAVY x BLACK」別注シープスキンxホースハイドジャケットも入荷してきます。


EMPTY GARAGE別注 FindersKeepers FK-GRIZZLY JACKET BLACK HORSEHIDE x NAVY SHEEPSKIN (11月末入荷予定)


番外編 レッドレザーアーカイブ

2011SS Vanson Funny Pack Cross Bone & INDZ Gloves
2010AW Vanson Deerskin Glove XRAY
2010AW Vanson STAR Parfed Boston Bag

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