Horsehide ”TYPE ONE” 1941 T-BACK Jacket
FindersKeepers x 藤原裕(BerBerJin)
このジャケットの製作において中心的な役割を果たしたのは、 藤原 裕 さん (原宿にある Ber Ber Jin® ストアデイレクター) ちなみに、読みはフジワラではなく、フジハラさんと読む。
古着業界で、実力派として有名な方で、憧れているデニムファンも多く、この数年、テレビをはじめとするメディアへの露出も増え、ますます注目度が高いファッションインフルエンサー。
1年前に、このジャケットの第一回目が発売されたころ、このジャケットを着用して、原宿の店舗まで藤原さんを訪ねてノーアポで挨拶しに行きました。
全く面識のない我々を、同じアイテムを好んで着用しているという点だけで、Welcomeな雰囲気で迎えてくれました。
挨拶に行った理由ですが、どんな業界でも、知らない人に自分の名前や勤務先の店舗名を、WEB上に勝手にアップされるのは、あまり気分も良くないでしょうし、その店を作り上げてきたオーナーさんにも失礼だと思ったからです。
我々も一度お話を藤原さんからしっかりと聞いてから、販売した方が、より深くこのジャケットの良さをお客様に伝えることができると思ったのです。
そうすること、このジャケットを一生懸命に購入されるお客様にとって、もっと高い価値を感じて頂けることになります。
このジャケットが出来上がった経緯を聞くと、
Finderskeepers の方から、ヴィンテージデニムのスペシャリストである藤原さんに
「もし藤原さんが、レザージャケットを着るならば・・・」
というテーマをもと Finders Keepers®のメインプロダクトであるオリジナルホースハイドを使用して製作したジャケットがこちらなんだそうです。
藤原さんの数あるヴィンテージコレクションの中からベースとなるジャケットを「506XX」に決定。
背中は通称 ”T-BACK” と呼ばれる!特別なパターンを採用。
これは「サイズ46以上の 506XX ジャケットの背中のみに、2枚接ぎのデニムが縫い合わされるというもの。
アルファベットの「Tの字のような形になる」ことから由来する呼び名らしい。
そして、最大の特徴は徹底的に見直されたシルエットとブラックバックル。
1941年と簡単に言いましても、80年ぐらい昔のモデルですので、どこかに教科書が有るわけでも無く、藤原さんの長年の経験と知識から1941年仕様のバックルは「ブラック」だったはずとの理由から採用されたスペシャルワンです。
それ故、シルエットとディティールは、ヴィンテージフリークの方々でも、納得して頂ける仕様になっています。
そして、このプロダクトのために適度の厚みと柔軟性のあるネイビーホースハイドを準備。もちろん、それはインディゴデニムの濃紺を意識した仕様。
使用されるホースハイドは”革のダイヤモンド”とも言われるコードバンレザーのタンナーとして世界的に有名な 「新喜皮革」にて、Finderskeepersディレクター秋谷氏が数年の歳月をかけて綿密な打ち合わせ、度重なるサンプル制作を行い 完成させた限定の インディゴブルーを彷彿されるネイビーホースハイド。レザー表面に塗装が施されていない、染料染めによる透明感と、着心地の柔らかさが最大のストロングポイントです。
裏地は、デニムジャケットの裏地と同系色シルバーグレーを採用。ホースハイドパッチには、Y. Fujihara と刻印されている。
ディレクションした本人が着用すると、当然カッコイイ背中が現れる!そして、ヴィンテージデニムとの相性も抜群に良い!
着用サイズは L だそうです。
藤原さんは結構骨太なしっかりとした体型です。我々の勝手な予想では、身長178cm超で、体重も76kgぐらい。
以下は177cm/70kgの着用例です。
STEVENSON OVERALL CO. 吊り編み機で編み立てたオリジナルボディのクルーネックスエットシャツをインナーに着用しています。多少ゆったり感のあるストレスの少ない着用感です。
サイズL を着用
下の写真は、STEVENSON OVERALL CO. 吊り編み機で編み立てたオリジナルボディのクルーネック TEEシャツを着用しています。
細身で綺麗なシルエットがでており、違和感のないサイズ感と言えます。
サイズ M を細身に着用
FindersKeepers x 藤原裕(BerBerJin) FK-TYPE ONE 1941 T-BACK Navy HORSEHIDE
もともと、TYPE-ONE はゆったりとしたシルエットですので、サイズ選びで、雰囲気を変えることができますし、好みのサイズ感はインナーにどれぐらいの厚みを想定するかで変わってくると思います。
着丈や、身幅、腕周りの太さなどは、現代的な要素を取り入れ、着用しやすいシルエットになっているのが、お分かり頂けると思います。
ヴィンテージマニア、古着とは?
本物志向とは?
このジャケットにまつわるストーリーをひとつ・・・・
2017年3月、横浜大桟橋で開催された「CC SHOW」という、クラッチマガジン主催のバイヤー向け合同展示会に行ったとき、この FK-TYPE-ONE ジャケットを着用して行った時のことです。
会場で、取引先である「WESCO Japan」代表が、リーバイス社のTYPE-ONE デニムジャケットを着用していたので、会話の中で
「今日は、同じジャケットですね~」っと私が話をすると、
「俺のは本物だよ」
という会話がありました。
私的には、同じ 「TYPE-ONE パターン」という話だったのですが、あの1940年代前後のリアルヴィンテージアイテムを本気で探して、高額な金額で購入し、着用してきた人達からすると、
同じと言われるのは困るでしょうし、そこには大きな「開き」があるのも理解できます。
まだ、デットストックやヴィンテージの古着が今日よりかは、数多く存在していた、数十年前と比べて、
いわゆる「アラフォー、アラサー世代」で、ファーストモデルである本物の「TYPE ONE」を所有し、かつ着用している人は、そう多くはありません。
東京原宿で、
本物のヴィンテージデニムジャケット&パンツを、ダイレクトにお客様に販売してきた
藤原さんがディレクションし、数あるTYPE-ONEから、あえて1941年製!という細部にまで拘った「ホースハイド TYPE-ONEジャケット」と言えども、
本物に拘るヴィンテージフリークからすると、ホースハイドのTYPE ONEは、「TYPE-ONE」と言えないかもしれませんが、
「あの藤原さんが、もしレザージャケットを着用するならば?」
という問いに答えてくれた形が、このTYPE-ONEジャケットであるはず。賛同できないならば、最初からこのジャケットのディレクションは受けていないのでは?
完売後の増産も受け付けているわけですから、やはり自信作でもあり、評判が非常に良いアイテムであるわけですから、ご購入された方々も自信を持って着用して欲しいと思っています。
ヴィンテージマニアが憧れる「T-BACK」という後ろ姿と、
この「しっとりとした濃紺のホースハイド」をぜひご堪能下さい。
きっと、ホースハイドがデニムの経年変化と同様に、素晴らしい表情になっていくと思います。
商品詳細ページ
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FindersKeepers x 藤原裕(BerBerJin) FK-TYPE ONE 1941 T-BACK Navy HORSEHIDE 商品詳細ページ
(余談)
実は、10~20代の頃あまり TYPE-1 のジャケットが好きではなかったです。当時は、理解力が無かったのだと思います。
しかし、2013年春にこのジャケットを展示会で見て販売していらい、すっかり好きになりました。完璧な「TYPE-ONE」 ではないのですが、オリジナル感溢れるパターンが魅力的でした。
下の写真が2018SSシーズンの新作で EMPTY GARAGE に入荷予定となっているデニムジャケットです。
これはヒットしそうな予感です!
すでにご予約もある程度頂いております、
3月入荷予定となっており、ご予約受付中です。
STEVENSON OVERALL CO. ”SPRING & SUMMER 2018”
STEVENSON OVERALL CO. Saddle Horn Type II – 102 FRONT PLEATED WORK JACKET Indigo Denim
Style:
SOCのアイデンティティのひとつとも言える一本針の折伏せ縫いを採用したデニムジャケット。まだ、いわゆるジージャンがデニムブラウスと呼ばれていた時代のスタイルを意識したデザインは、カーブしたフロントヨークや、その曲線にあわせるようにセットされたフロントポケットなど、大量生産の時代では困難ともいえる仕様を随所に見ることができます。カンヌキ縫製を使わず、むき出しのリベットで補強された部分や前立てにセルビッジ部分を使うなど、どこまでもクラシカルに仕上げています。
Fabric:
オリジナルの12オンスデニムはリジッドのまま採用。ザラ感や力織機で織り上げた生地ならではの風合いが、クラシカルなデザインと調和しています。
アイボリーも3月入荷予定となっており、ご予約受付中です。