
お陰様で2004年7月に開店した EMPTY GARAGE は2019年7月に15周年を迎えることができました。
ウエスコブーツやホワイツブーツのように 100年超の歴史を誇るブランド商品を取り扱う中で、 「古き良き時代」を大切にしながらも「鮮度」と言いますかファッショントレンドも考慮しながら、新しさも感じられるアメリカンブーツを生み出しつづける月日でもありました。 しかし、正直に申しますと、実店舗という「ナマモノ」を15年間も継続させるというのは本当に大変なことでした・・・・
最も感謝を申し上げたいのは、店頭や電話メールで、カスタムオーダーブーツをご注文頂いた当店のお客様です。数あるショップの中から、EMPTY GARAGE をお選び頂き、ショッピングを楽しんで頂ける姿や、ブーツがフィットしたときの喜びの声、感謝のメールを拝見したとき、本当に EMPTY GARAGE を開店して良かったと感じたものです。カスタムオーダーブーツを、どこで注文したいか。誰から買いたいか。価格だけではないショッピングを楽しむというお気持ちに応えることができるよう、信頼とショップイメージの向上を心がけてきました。また当店は、通常のWEB STORE と異なり、お客様とのコミュニケーションを重要視してきました。今でも受注は自動ではなくアナログで一通一通メールにて進めています。
この15年間、本当に多くのお客様にカスタムオーダーブーツをご注文頂きました。
心より感謝いたしております。

なぜ、ショップを起ち上げたのか?
我々は、実店舗よりWEBストアーの方を4年以上早く立ち上げています。当時、世界の大手パーソナルコンピューターメーカーが、オーダーメイドのパソコン販売サイトを運営していたのをヒントに「カスタムオーダーブーツ ショッピングサイト」を立ち上げたのが創業期にあたります。(1999年~2000年)
1998~1999年をアメリカのカリフォルニア州で過ごしていたときに実感した
「これからは、無店舗販売の時代が来る!」
「ネット通販が絶対に伸びる!」
という確信のもと、WESCOブーツとVANSONレザーのオーダーメイドをWEB販売するショップでした。事業拡大のために、他のレザーブランドやブーツブランド、洋服も販売したいと思い模索をしておりましたが、西暦2000年ごろのアパレル業界は、実店舗がないと商品を卸してもらえないというが当たり前の時代だったのです。
「インターネットは嘘の世界!怪しいモノ!」「ネットで服やブーツが売れる訳がない!」と鼻で笑わられるような有様でした。
1997年に年間4000足も日本で売れていたWESCOブーツも、90年代アメカジファッションの終わりと共に年間1000足台まで落ち込んでいた2000年代初頭。しかし我々が開設したオーダーメイドページは当時から好評を得ていて、販売実績も年々伸びていました。他にもバイクショップでのスポット出店や、紹介を受けたらそのお客様の自宅や会社に行って採寸して受注を受けたりしていました。
当店の WESCO ブーツ年間受注数
↓ ↓ ↓
2001年 154足
2002年 172足
2003年 187足
2004年 270足
( 当時の価格は1足50,000円台から~)
しかし、2004年4月に転機が訪れます。
有限会社サイクルマン(大阪府)により WESCO Japan が設立されることになりました。「2004年7月からは、Wesco Japan と取引するように」というFAXが深夜4時ごろ アメリカから突然届いのです。
それを読んだ瞬間、本当に驚きました・・・
これから一体どうなるんだろう??かなり不安でもありました。
実際、2004年6月ごろ、当時ボロボロの事務所にあった我々のオフィスで Wesco Japan社長と初面談して販売実績や販売ノウハウを力説しましたが、後日
「やはり実店舗がないと WESCO BOOTS の販売は容認できない」という手紙が届きました。
続けて
「情熱は持っておられるので全国屈指のディーラーなれる可能性を秘めている」「店舗を作ることを考えて欲しい」
という内容でした。
さらに、「販売店登録書を送るけども、取引は店舗を作ってから・・・・」という前向きな内容でした。今でも、この手紙を当時のWESCOカタログの中に保管しています。
店舗を作ろう!!!
WESCOブーツを販売し続けるにはショップを作るしかない! これが、我々が EMPTY GARAGE を立ち上げた本当の経緯です。並行輸入業者として残る選択肢もありましたが、取引先を WESCO ジャパンに切り替えて、ショップを起ち上げる決断をしたのです。あの頃は3人の高校時代の同級生と一緒に働いていましたが、洋服やブーツがかなり好きなだけで、誰も洋服店で働いたことがなかった。アパレル系の専門学校に行った人もいません。もちろん実店舗運営も初めての素人集団だったのです。
急いで不動産会社に行き、空き店舗を紹介してもらい場所を絞り込み、バイクや車を店舗前に駐車できる場所を探し出し、桜の季節には本当に美しい大きな公園前という今の立地に決めました。
ホームセンターで材料を買い、エアコンと電気工事以外は、全て手作りDIYで店舗内装を作りました。 7月に間に合うよう急いで・・・
その時に作った店名が「EMPTY GARAGE」
バイクに憧れ、特にH-Dに乗るライフスタイルに憧れ、10代の頃から本当に何もない隣の空き家のガレージで、夜な夜なバイクを弄りカスタムしていたあの「ガレージ」から全ては始まりました。 クールに バイクに乗るためのライダースジャケット、レザーパンツ、エンジニアブーツを求めていたあの頃。
「お金もない」「工具もない」「経験もない」「何も無い空っぽのガレージ」「空っぽの心」
⇒始まりは「EMPTY」だった(空っぽだった)。
そんな意味を込めて「EMPTY GARAGE」と ネーミング しました。




15周年記念フェアー開催予告
15周年の感謝の気持ちを込め様々なフェアーを明日より開催いたします。
数量限定です!ご期待下さい!

