WESCO 100周年記念ブーツ「CENTURY BOSS」と、「Jobmaster1st」
予定より大幅に納期が遅れていることは、何度かお詫びとともに当BLOGでも掲載してきましたが、まだ、納品が完了していない10名程のお客様には、せめて3月末までには納品したいと思っておりましたし、それ以上遅れることはないだろうとも予想していました・・・・
しかし、
今のペースで進行しますと、完納することが5月ぐらいまで掛かりそうな状況です。ロングブーツですから、”~秋冬シーズンにしか着用しない~”という方も、いらっしゃるかと存じます。皆さまには大変ご迷惑をおかけいたしておりますことを深くお詫び申し上げます。
2017年の8月~10月が当初の納品予定でしたので、限定生産のスポーツカーのように1年間掛けて少しづつ納車するようなペースとなっております・・・
そんな中、当店に第2弾として2017年9月21日に入荷しました、「Jobmaster 1st」2足のうち、納品後、約4.5ヶ月ほど毎週末、着用されたお客様が、ヒール交換のために昨日店頭にブーツを持参下さいました。
もう、ヒール交換です!本当に愛用された証拠だと思います。
当然、正規ディーラーで購入されたブーツですので、
初回のヒール交換は無料です。
正直に申しますと、まだ納品も終わっていない100周年ブーツも多数あるにも関わらず、ホースハイドJOBMASTERを毎週末堪能され、ヒールがすり減るほど着用して頂いた「この差」に、他のお客様に対して心苦しい心境でもありますが・・・・
皆さまにもぜひ、4~5ヶ月着用されたブーツの経月変化と、今月入荷している新品ブーツとの差をご覧頂きたいと思います。
なお、こちらのブーツオーナー様は、保管時には「シューツリー」を入れて型崩れ防止策をされたようです。
足首にあたる「クォーター部分」には何も、されてないようですし、レザーライニングはもともと装着されておりませんので、2枚革になっている「ヴァンプ部分」とのレザーのドレープの差は、やや大きくなっているようです。
着用4~5ヶ月!「WESCO 100th Anniversary Limited Model JOBMASTER 1st All Horsehide」
こちらは、今月入荷したばかりの「JOBMASTER 1st」
黒いですし、新品ですのでかなり凛としていますね。
横に並べてみました。
2018年2月と2017年9月に入荷した「WESCO 100th Anniversary Limited Model JOBMASTER 1st All Horsehide」
姫路にある「新喜皮革」で鞣され、染められたポーランド産のホースハイドは、初期ロットはやや赤みが強かったことは、以前にも指摘していましたが、9月~10月に掛けて入荷した JOBMASTER には、赤みのあるホースハイドと、それ以降のロットであると思われる黒いホースハイドがミックスして使用されているように思えました。
実際に入荷していたブーツはこちらです。
クォーターが赤み、ヴァンプが黒。フォルスタンも赤みのあるホースハイド
例えば、2017年10月、当店に初めて入荷した CENTURY BOSS もやや赤みのあるホースハイドでした。(一般的に、いわゆる茶芯として好まれる色見でしょうから「これが1番良い!」という方も多いかもしれません)
今回ご紹介している、ヒール交換でドッグインした 「Jobmaster 1st」 は、日常的な使用においてのみ、着用されたブーツのようです。激しい痛みは右足のカウンターあたりのみで、レザーの張りも落ち着き、レザーライニングのない、クォーター部分は綺麗なドレープが出ております。
オーナー様の足型や動作に馴染んだ証しではないでしょうか。
レザーの色見の差は、左右のパートによって確かにバリエーションがありますが、それも含めて「ヴィンテージ感」漂う雰囲気で、とても2017年製とは思えないぐらいのクラシックなオーラを感じられるのではないでしょうか。
この「Jobmaster 1st」のオーナー様も、柔軟性のあるホースハイドブーツの履き心地に、大変満足されており、本当に手にして良かったと仰っておりました。
BOOTS の仕様は、下記からご覧頂けます。
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オーダーメード「JOBMASTER」のご用命はこちらからご覧頂けます。
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