WESCO BOOTS 社が1918年にアメリカで創業してから今年100年・・・・文章や口で言うのは簡単だが、普通に考えてみても、古き良き時代をベースに持つ “シューメイカー”ファミリーの「ワークブーツメーカー」が、
この激動の1世紀を生き延びてきた事実は「奇跡」とも言えるのではなかろうか?? 今年の1月に書いたBLOGでも述べたが
大恐慌時代、創業者ジョン・ヘンリー・シューメイカーが、工場や家を失ってまでも何とかブーツを作り続けたという不振な時代をも乗り越え、創業100周年にあたる現在・・・
決して平坦な道のりではなかったであろう1年を100回も乗り越え、迎えた100周年イヤー2018年。
ついに、アメリカ本社ディレクションによる100周年記念ブーツの第一段が発表され8月に店頭に届きました。そして今月、第二弾となる「プルオンブーツ」いわゆるエンジニアブーツが発表されました!!
![[ウエスコ100周年記念] WESCO 8106 USAモデル7丈 ブリティッシュタン・ドマーネレザー](https://emptygarage.jp/order/wp-content/uploads/2018/09/IMG_0334moji.jpg)
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3種類のプルオンブーツは、それぞれラスト(木型), レザーカラー、アウトソールが異なります。
しかも、現行のステッチダウン製法ではなく当時採用されていた「ネイルドソール製法」が採用されています。そして、その製法による外見上の影響を最も受けている「Horween社」のホースハイドを採用している BKH1939 ブーツを見ていきましょう。
「ネイルドソール製法」 ・・・・
ハッキリ言って、何のことなのか分からないと思いますので、外見上のことだけでも、その違いを見ていきましょう。履き心地の違いは、この製法のWESCOを履いたことがないので、EMPTY GARAGE にも分かりません!!!
最初に、現行ウエスコに採用されている「ステッチダウン製法」のCENTURY BOSS からご覧下さい。アッパーレザーが、コバ部分に出てきて2本のステッチで縫製されているのが分かると思います。厚みのある「コバ」が構築されています。このボリュームが「WESCOらしい」と言えるポイントとして認識されています。
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もう一つ、100周年記念モデル 8106 WORK SHOE に採用されている「ステッチダウン製法」も見て下さい。アッパーレザーが、コバ部分に出てきて1本のステッチで縫製されているのが分かると思います。
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次が本題です!
現在、受注受付中の「100周年記念ブーツ 1939」に採用されている「ネイルドソール製法」の写真をご覧下さい。
アッパーレザーが外側に出ておらず、ミッドソールとアッパーの中に入っていくのが分かるかと思います。これにより「コバ」部分の厚みが当然薄くなるのもご理解頂けると思います。
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この「コバ」のボリュームダウンとシングルソールステッチへの変更により、全体的なブーツバランスに変化が生じます。
それはと言いますと・・・・・
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現行でも使用できる通称「バブルトウ・ラスト(木型)」を採用している、ホースハイド1939ブーツの「トウ先」のボリューム感が凄いことになっているのが分かるかと思います。まるで、ビンテージ市場にあるようなつま先がデカいブーツに見えます! やはりこれは、ミッドソールが薄く、シングルソールステッチによる「コバ」の実寸の縮小化による、視覚効果だと思うのです。木型は同じですからね。そして、アッパーレザーが中に食い込むことで、コバ部分に凹ができ、トウ先の根本がえぐられているように見えます。この形状により、さらにトウ先の膨らみが強調されているよう見えます。
比較対象として、現行のTHE BOSS バブルトウを採用したブーツをご覧下さい。
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ボリューム感はありますが、100番ソールを採用しているのもありますが、「1939ブーツ」ほど強いインパクトは無いように見えます。やはりこれは、ミッドソールの分厚さによる視覚効果と、アッパーレザーがコバの上部に出てきている形状によるものだと言えます。そして、ネイルドソール製法とは異なり、ほぼ垂直にトウが立ち上がっている形状によるものだということです。
Horween社ホースハイドを採用した、WESCO社の100周年記念ブーツ。
(2019年春入荷予定)
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9月15日に受注を開始して以来、やはりこのモデルに人気が集中しています!
コードバンタンナーとして有名で、著名なレザーウェアやシューズブランドに採用されているHorween社のレザー。そのHorween社が作り出す「茶芯のホースハイド」を採用し、さらにアウトソールにも、この100周年記念モデルのために作られた「スーパーグリップハーフソール」と合わせるなど、今までの企画ブーツとは全く異なるソースが採用されています。
製法、ホースハイド、アウトソール、復刻ラベル、トリプルアッパーステッチ・・・WESCOフリークにはこれほど面白いブーツは今まで無かったのではないでしょうか?
そして、プライスも魅力的です。
税抜き138,800円です。これに豪華記念品も一緒についてきます。
2016年に発表された新喜皮革製ホースハイドを採用した「CENTURY BOSS」のお値段が税抜き230,000円だったことを考慮しますと、手の届き易い価格帯だと言えるのではないでしょうか。
歴代の代表的なホースハイド採用ブーツを振り返ってみましょう。
2014年発表 2015年発売 100足限定
「Narrow Engineer」一部ホースハイド 198,000円(税抜き)
![[ウエスコ] WESCO 2014 Limited Model HORSEHIDE NARROW ENGINEER BOOTS](https://emptygarage.jp/order/wp-content/uploads/2018/09/wesco_narrow_used.jpg)
2016年発表 2017~2018年発売
「CENTURY BOSS」オールホースハイド 230,000円 (税抜き)
![[ウエスコ] WESCO 100th Anniversary Limited Model CENTURY BOSS All Horsehide](https://emptygarage.jp/order/wp-content/uploads/2018/08/IMG_6873.jpg)
2018年発表 2019年発売予定
「BKH 1939」オールホースハイド 138,800円(税抜き)
![[ウエスコ100周年記念] WESCO 1939 ''BUBBLE TOE" Horween Black ホースハイド](https://emptygarage.jp/order/wp-content/uploads/2018/09/41168138_10161292997685393_4647573399353163776_n.jpg)
これら3足を全て手に入れ履き比べる
「ホースハイドの違い」「ラストの違い」「製法の違い」を語れる男になって下さい。この「究極の比較」を堪能できるのは歴代のホースハイドモデルを購入頂いたお客様のみの特権です!
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そして、今まで一度もホースハイドWESCOを手に入れていないお客様には、ぜひ「ホースハイド」と「カウハイド」の違いを語れるブーツマン(ブーツパーソン)に、なって頂ければと思います。
「自分のライフスタイルには、やはりカウハイドのほうが合うな・・・」
「ヴィンテージが好きな自分には、やっぱりホースハイドの質感がたまらない!」
好みは人それそれ有って当然です。常にホースハイドが勝つとは限りません。しかし、1つ言えるのは「購入して、着用を重ねてみないと、分からない!」ということです。
受注期間は短いです!サイズを考えたり調整する時間も必要だと思いますので、このBLOGを読まれて、少しでも気になった方は、予約注文する場合は??という前提で、サイズなどを考え始めて頂ければ幸いです。
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予約 [ウエスコ100周年記念] WESCO 1939 ”BUBBLE TOE” Horween Black ホースハイド (2019年春入荷予定)
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商品詳細ページ
最後に・・・・・
WESCO Japan正規品には「ギャランティーカード」が付属
WESCO Japan正規品には、もちろん「ギャランティーカード」が付属しているので、正規の純正ラスト(木型) を使用して、僅か5,000円でオールソール交換が可能。ヒール交換は無料! (* 初回のみ、消費税、国内送料は別途) つまり、20,000円以上の保証内容となっております! この限定カラーのアウトソールとヒールは、リペアショップに販売されることはないので、正規品の証であるギャランティーカードは、とても貴重なカードになります。紛失などないようご注意下さいませ!
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